ノルウェーのノーベル賞委員会は、マルティ・アハティサーリ元フィンランド大統領(71)の授賞理由を「複数の大陸で30年以上にわたり、国際的な紛争問題の解決に重要な努力を注いできた。世界平和と国家間の友愛の実現への貢献は、アルフレッド・ノーベルの精神に合致する」とした。
アハティサーリ氏は、77年、国連代表として南アフリカに占領されていたナミビアで紛争調停を初経験した。
91年に始まった旧ユーゴスラビアの解体過程では地域の安定に奔走。
インドネシア・ナングロアチェ州の独立紛争の仲介では、スマトラ沖大地震・津波(04年末)で同州が深刻な被害を受けたのを転機ととらえ、05年、政府と独立派「自由アチェ運動(GAM)」の包括的和平合意にこぎ着けた。
セルビアのコソボ自治州(当時)で激化した民族紛争では、欧州連合(EU)を代表して和平に貢献。
コソボの最終地位を巡る交渉では07年、国連事務総長特使として国際社会の監視下での「独立」を提案。
この流れを受けてコソボは今年2月、独立を宣言した。
アハティサーリ氏は外交官出身。豊かな国際経験が買われ、94年に社会民主党から大統領選に立候補、当選した。
大統領任期終了後は紛争調停を専門とするNGO「危機管理イニシアチブ(CMI)」を設立し、和平仲介の取り組みを続けている。
本記事は、Asahi.comより引用、再構成されています。
今回の記事は、引用ですが、今後、南部氏の業績を、自分で勉強し、自分なりに紹介していきたいと思います。
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