| 評価: 江上 信雄 東京大学出版会 --- (1975) コメント:大変古い本ですが、放射線のわれわれ人間を含めた生き物への影響の基礎的重要事項が簡潔にまとめられており、今でも有効なことが多いのではないでしょうか。基礎的な事とは、早々古びないものです。尚、このUP BIOLOGYシリーズは、僕も何冊か持っているのですが& |
本当は内容を自分なりに消化し、それから改めて紹介すべきなのでしょうが、僕も僕の仕事があり、やらなければならない事を沢山、抱え込んでいます。
いずれ、内容についても紹介するとして、今日は、この江上信雄著『生きものと放射線』東京大学出版会(1975年)の
【目次】のみの紹介とさせていただきます。
尚、震災当日の物凄い津波の映像(放映されたのは、数日後であったかと思います。)に、言葉で言い尽くされぬショックを受けて、徹夜して書いた記事はこちら。
緊急!!一般人ができる一般的災害対策。 東北関東大震災地震を受けて | ミステリーが好き・・・UP BIOLOGY 江上信雄著『生きものと放射線』東京大学出版会(1975年)の【目次】
はしがき
1.生きものと放射線とのかかわり合いの歴史
1.1 生物の誕生・進化と放射線
1.2 生命の起源と放射線
研究の歴史-生命の起源に関する最近の説-原始的生物と放射線
1.3 生物の進化と放射線
付 放射線の種類と単位
(トグサ 注:種類はともかく僕も報道される単位と自分が学んだ放射線の単位が違っていて非常に驚いたのですが、ここに掲載されている単位は、すでに使われていません。)電離放射線-粒子線-宇宙線-放射線の単位
2.ヒトが放射線をあびるとどんなことがおこるか
2.1 歴史的背景
2.2 全身ひばく
急性障害-晩発性障害-決定器官
2.3 局所的ひばく
2.4 内部ひばく2.5 遺伝的障害
2.6 その他の特殊な問題
胚や胎児のひばく-眼の水晶体のひばく
2.7 微量放射線のひばく2.8 紫外線の影響
3. 高等動物を用いた放射線障害の解析
以下は、各章のタイトルと僕が重要であると思われる項目のみを抜粋します。3.2 放射線感受性研究の実際
3.3 マウスの全身照射実験
晩発性障害(
発ガンと寿命の短縮)
4.固体内の細胞集団にたいする放射線の作用
5.高等動物細胞におよぼす放射線の作用
6.微生物とウイルスによる放射線の生物学的作用の解析
7.生物学的重要分子にたいする放射線の影響
7.1 放射線と生物学的重要分子
7.3 核酸(トグサ 注:DNA)にたいする電離放射線の影響
7.4 核酸にたいする紫外線の影響
8.放射線の生物作用の初期過程
8.1 放射線エネルギーの吸収
8.2 直接作用と間接作用
9.生きものに関連した放射線の利用
9.1 放射線を使っての生命のしくみの解明
9.2 生きものに関する応用
-害虫駆除など-放射線殺菌など(食品保存)
9.4 放射線の医学的利用
診断-治療-核医学
10.おわりに
索引
今回、【目次】だけでもと思ったのは、この本がとてもいい本であるのは勿論ですが、連日、報道される専門家なる人たちの言動に右往左往されるよりも、少し難しく読むのに苦労するかもしれませんが、自分で勉強してみてはという僕の思いというか希望というかのようなものから来ています。
内容は、理系高校生なら前半は理解できるのでは。
それでは、今晩はこの辺で。
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生きものと放射線 (1975年) (Up biology)多分、非常に古い本なのでAmazonでしか買えないと思いますが、他の中古本サイトで探される方は
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僕は利用していないのですが、「スーパー源氏」「日本の古本屋」もしくは日本の「じんぼう(神保町)」などに、在庫があるかもしれません。
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