現代思想の分野で、特にフーコーが、我々の持っている“常識”とやらが、歴史的に形成された“あやふやな”なものかを明らかにした。
また、精神医学の分野においても、我々が“異常”と訳へだてる“正常”というものも、いかに頼りないものかも明らかにされている。
東京大学理学部物理学科卒業で博士号を持つ科学作家である竹内薫氏によって書かれた「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」という方へ送る本書「99.9%は仮説-思い込みで判断しないための考え方」も、そんな科学の常識も、いつひっくり返されるか分からない“仮説”に過ぎないと述べる。
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