10日、ノーベル平和賞の授賞式が行われました。
受賞者の元フィンランド大統領のアハティサーリ氏(71)は、演説の多くを「平和構築で最難関」とする中東問題に割き、「もしこの地域が一つになって経済的な潜在能力を発揮し、優秀な人材を活用し、3大陸の結節点という地の利を生かして発展し始めた時に、どんな世界が広がるのか。そんな未来を想像することが、きっと解決につながっていく」と語った。
アハティサーリ氏は、30年以上にわたって旧ユーゴや北アイルランド、アンゴラ、インドネシアのアチェ、コソボなど世界各地の紛争や内戦の調停にかかわり、和平をもたらした功績が評価された。
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